いくらアクセス数が多くても問い合わせが少ないウェブサイト
どんなに集中して努力をしたとしても、間違った方向に力を使っていては最良の結果を呼び込むことはできません。
つまり、最低限の10のパワーで、100の利益を生み出す考え方が重要なのです。
これまでに私たちは、闇雲に努力をしてきて結果を出せずに、ウェブサイトの運営をあきらめた会社を多く見てきました。
なぜ、あきらめたかというと、使ったエネルギーに対して、望む効果が得られなかったからです。
たとえば、貴社の会社は零細企業で、ウェブサイトを専門とする社員を雇うことができないとしましょう。
おそらく、社員の中で多少、ウェブサイトのことに知識のある者を選出して、ウェブサイトを学ばせるのではないでしょうか?
しかし、そうこうしているうちに、ウェブサイトで利益を出せていない状況下では、その社員をウェブサイトだけに限らず、営業や、電話営業、事務や、管理職にまつわる業務だったりと、多くの業務を並行してやらせ、ウェブサイトの運営に集中させる機会を奪ってしまっているのではないでしょうか?
実は、そんなやり方では、ウェブサイトの知識を多少持った者に育つかもしれませんが、ウェブサイトの専門の仕事ができるようには育たないでしょう。
どんなときに更新をストップしてしまうのか
これまでに多くの会社、及び社内のウェブ担当者と知り合う機会を得て、様々な話を赤裸々に語りあってまいりました。
たとえば会社のブログを任せられた者のお話です。
ブログを任せられ、最初はやる気があったおかげもあり、1週間に2回ほどブログを更新、継続期間2ヶ月ほど経過し、やる気がなくなりいつしか、自分の業務も忙しくなり、ブログ更新を辞めてしまった。
ツイッターを任せられた者のお話です。
主に営業をしていたAさんは、ツイッターに詳しいという理由で、会社の公式ツイッターを任せられた。最初はマメに更新をしていたが、気がついたら、1ヶ月ほどで更新をしなくなり、1年後に上司によばれ、ツイッターを更新していないことを注意された。その上司もツイッターのことなど忘れていたようで、更新されていないことを知ったのが昨夜のことだとか。
ほとんどの場合、社内にウェブサイトにちょっぴり詳しい人材がいるにはいるが、専門の部署があるわけでもない。
専門の部署がないことで、社員の中から抜擢することが多いようである。
指名を貰った者は、ほとんどの場合無償でさせられることが多く、これも仕事のうちだと言われ、内心しぶしぶ業務を受諾するといった具合。
これではクオリティの高い仕事を発揮できるわけもなく、いつしか継続性を失い、やらなくなる。それに加え後任の人材が見つからないことが多いのも中小企業の特徴。
専門分野で鍛えられた人材が豊富に在籍
今や、会社のウェブサイトは、会社のイメージをブランディングするために欠かすことのできない装置と化している。
時代は進化し、ウェブサイトは第二の玄関とさえ、いや、第一の玄関とさえ言われるほど重要なものとなっている。
またインターネット上で見つかる貴社の情報いかんによっては、見込み客に致命的なイメージを植えつけることも容易にできるであろうし、評判が良ければ顧客が貴社に問い合わせをする確率は高くなる。
これらの重要性に気が付かないまま、ほったらかしにしている会社が実に多い。たとえば、ウェブサイトに掲載される画像1つで、会社のイメージは大きく変化するだろうし、ウェブサイトのデザイン性によって、先進性を感じさせたり、古いと感じさせることもできる。
貴社が突飛で突出したサービスや商品を取り扱っているならともかく、そうでなければ、リアルでの営業力に力を注ぐか、ウェブサイトなどを活用してブランディング勝負しかない。
むろんテレビCMは効果が高いことで有名だが、かかる費用も莫大で、貴社がもし大手企業でもなければ、テレビCMはただの博打となってしまうのではないでしょうか。